libLBFGS 1.5 released
libLBFGS 1.5をリリースしました.変更点は以下の通りです.
- OW-LQN法を使うときに,変数の中でノルムの計算に用いるものと,用いないものを区別出来るようにした.具体的には,lbfgs_parameter_t::orthantwise_startというパラメータで変数のインデックス番号を指定できるようにして,このインデックス番号よりも前の変数はL1ノルムの計算から除外し,このインデックス番号以降の変数はL1ノルムの計算に用います.つまり,orthantwise_start = 1ならば,x0はL1ノルムの計算から除外され,x1, …, xNの変数のみでL1ノルムの計算を行うことになります.
- 初期変数がすでに目的関数を最小化しているとき(すなわち勾配が0になっているとき),ゼロ除算などで変なことが発生するので,L-BFGSの反復計算を行う前に,勾配をチェックするようにした.
- LBFGS_SUCCESSという変数を0のシノニムとして定義した.
- void*からのキャストを忘れている箇所を修正した
最初の変更点は,ロジスティック回帰を行うときに,バイアス項は正則化しない方が良いので,追加した機能です.これについては,岡野原氏のブログエントリやBishop本に書かれています.つまり,x0をバイアス項として,orthantwise_start = 1を設定すればOKです.ちなみに,L2正則化に関してはL-BFGSは何も面倒を見ていないので,目的関数や勾配の計算を自由に変えてください.
2番目の変更点は,以前からバグ報告をしていただいている今道様よりご指摘があった問題の修正です.自然言語処理などのアプリケーションではかなり希なケースですが,せっかくminimizerをL-BFGSに入れているのに,正常な動作をしないのはマズいですね.
それ以外の変更点は,かなり軽微です.
トラックバック URL :
コメント (0)